むかーし昔、崑崙大陸では生物が命尽きる時、
まれに魂だけが生霊となってこの世を彷徨い続けるという
不思議な現象が起こったそうだ。
生霊は人間に危害を加えるような真似はせず無害であったため、
人々は彼らを気にせずに生活を送っていたのだが、やがて
生霊の数が増えていくと、生霊は姿形を変え悪霊へと変化した。
変化した悪霊たちは、人々に敵意を向け、集落を襲い、
悪行の限りを尽くしたのである。
そうして人々が悪霊の被害に怯え困り果てていた時、
『創物主』と名乗る一人の旅人が現れ、
唯一悪霊を倒すことができる『神秘の武器』を従え、
各地の悪霊を退治して回った。
そんな言葉を人々に残し、創物主は崑崙大陸から姿を消す・・・
その後、人々は物霊達と共に国や街をおこし、
互いに仲良く暮らし始めたのであった・・・
---これは崑崙大陸に迷い込んだ人間と物霊達との物語---